MI・CHI・KOの健康第一★新・家庭の健康&食事学

エステティシャンの後、化粧品会社で健康美容情報の発信やサプリメント企画開発をしてきた48歳管理栄養士。レシピを見ないで作る簡単・美味しい・健康で太らない家庭料理と、食事以外で実践したい健康情報をまとめるblog

【疲れにくいカラダづくり】『だし』習慣で疲れない。その栄養価がスゴい!

 純粋に、美味しさを引き出す『だし』

 昆布と鰹節の『だし』。

 いわゆる「だしの素」ではなく、昆布と鰹節でとった「だし」を使うだけで、味ががぜん、ランクアップするのはわかっているけど、つい面倒って思っちゃいますよね。

 
 「お茶漬け」(お茶代わりに「だし」を使う。だし漬けですね)、「味噌汁」、「自家製麺つゆ」、「お吸い物」…。 料理にはもちろんですが、『だし』をそのまま飲むと、 ほんのりと塩味があり、旨みが疲れたカラダに染み渡ります。
 
「世界の和食」の神髄、日本人独自の味覚である「旨み」ですねー。

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『鰹節』は、天然のサプリメント疲労回復成分「アミノ酸」、コンディショニング成分「微量ミネラル」が豊富すぎる

ところが、です。面倒などと言っている場合ではありません。 
『 鰹節』の旨みは、「イノシン酸」及び、20種におよぶアミノ酸の相乗効果によってもたらされるもの。
 子どもだけの必須アミノ酸(大人になると体内で作れるようになるが、子どものときは作られない)「ヒスチジン」までを含む、完全なマルチ必須アミノ酸含有
 
 栄養成分としては、「タンパク質」「ビタミンB群」「リン」マグネシウム」「カリウム」。ビタミンB群は、美肌、抗ストレス効果、動脈硬化予防などカリウム」は塩分排泄、血圧降下作用
 
 中でも、『鰹節』が多くもつというナイアシンは、
-「血流をよくする」働きがとても高い
-脳内の血流をよくし、脳神経の働きがよくなるため「認知症予防」によい
 
これらがアメリカで論文が発表され、注目されているようです。
表皮まで、つまり最も細くなる毛細血管までの血流をよくすることが、スゴイらしい。
それにより、脳梗塞や高血圧の予防、記憶力・集中力アップ、脳の疲労感改善、疲れ目改善、うつ病改善、精神的な疲労改善、耳鳴り改善、肩こり改善!
 
さらに 子どもだけの必須アミノ酸ヒスチジンは、「脂肪燃焼」と「食欲抑制」効果がある。「ためしてガッテン」でも、話題になった成分です。
 
そして、ペプチド(タンパク質が分解される過程でアミノ酸が数個つながった状態で、タンパク質より吸収されやすい)であるアンセリン抗酸化作用、疲労回復、運動能力の向上などの効果があるそうです。
 
また、緊張や不安が改善され、集中力がアップするという調査結果もあるとのこと。

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『鰹節』に相性抜群の『昆布』は、さらに免疫力アップ等に期待

  『昆布』の旨み成分は、「グルタミン酸」。鰹節と合わさると、相乗効果で美味しくなることが有名です。
 昆布を含む、海藻類の特徴として、食物繊維の「フコイダン」、β-グルカンの「ラミナリン」、ぬめりのもと「アルギン酸」、多種類のミネラルをバランスよく含む
 
 「フコイダン」は抗癌の研究で一躍有名になりました。またβ-グルカン」は免疫効果で有名です。「アルギン酸」は、血圧降下作用。
いずれも、このような機能性の研究が続いているようです。
 
 また、昆布に多いのがヨウ素」。発育、新陳代謝に欠かせない「甲状腺ホルモン」をつくるのに必要。太りにくい体質づくりに役立つとのこと。
甲状腺にトラブルがある方は、逆に「禁忌」(とってはいけない)です。
 
すごくないですか?
かつては、「だし」をベースに日々の食事を摂っていたわけですから、大げさですが「はっきりしない不調」は、こういう微量な栄養素を摂らなくなったせいかも? とも思うほどです。
 

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『だし』をお茶のように飲むために、我が家3代目の「だしポット」 。「だし殻」は、がんばりすぎずにリサイクル。

『だし』の栄養効果を狙っていたわけではなく、料理が美味しくできるので、ずっと使い続けてきたのが、こちら。実家両家にもプレゼントしています。
↓↓↓
貝印 野崎洋光のだしポット 500ml FK-0091

貝印 野崎洋光のだしポット 500ml FK-0091

 
味噌汁、煮物などの料理に使うのはもちろんですが、疲れた時やお酒を飲んだ翌日にはお茶のように飲んだりします。
カラダにジワーっと、滋養が沁み渡ります。 

 

ちなみに、ポットでとれるのは500ml。残ったら、ストックして、何にでも使います。つまり、冷蔵庫には常に「だし」が。

温かいドリンク用のペットボトルがストック便利です)
 
だし殻の昆布、鰹節は、出るたびにジップロックに入れて冷凍。まとまったら「酢昆布」や「ふりかけ」にしているのですが、これは面倒かもしれません、笑。
面倒だな、と思う時こそ「栄養がスゴイ!」が、がんばるモチベーションになるのですが…溜まりすぎてしまったら、古いものを捨ててしまうことも。
がんばりすぎないのが、続けるポイントだと思うので、あまり気にしないようにします。
 
↓↓↓酒・みりん・しょうゆを1:1:1で味付け。ゴマも入れて、最後フードプロセッサーにかける「鰹節ふりかけ」

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そうはいっても面倒…。他にアイデアは?

アミノ酸が最も豊富なのは、カビ付を繰り返してできた鰹節を削った「枯節」
かつおなど、市販されているもののほとんどは、カビ付をしていない「荒節」です。
味、栄養価ともにこだわるのであれば、まずスーパーなどで「枯節」を探します。
(原材料に記載されています)
価格は「荒節」よりも高価です。
 
これを袋のうえからモミモミして、粉状にします。
これを味噌に混ぜれば、市販の「だし」いらずです。
沖縄では、チャンプルーなど、あらゆるものに鰹節の粉を「調味料」として使っているようですね。
わざわざ「だし」として使わなくても、調味料の一環として「鰹節粉」を使えます
 
一方、市販の「顆粒だし」は、風味だけ、と思った方がよいです。しかも、ナトリウム量が多いので、「だし」替わりに毎日使うと、思わぬ落とし穴(高血圧の原因など)になることがあります。
鰹節やいりこなど、本物をブレンドしただしパックも、塩分が落とし穴です。
美味しいですけどね。
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まとめ

疲労回復系のサプリメントの原料の正体は、「ビタミンB群」ないし、「アミノ酸」であることが多いです。
栄養ドリンクやにんにくなどは「ビタミンB群」、「すっぽん」や「黒酢」、スポーツのコンディショニングサプリメントは「アミノ酸」系です。
 
日本のインスタントスープ(※)『だし』は、「アミノ酸」の種類がとにかく多い。
マルチアミノ酸サプリメントといえるでしょう。
(※)世界各国をみても、スープはコトコト長時間煮込むものが多いです。日本の「だし」はすごい知恵なのです!
 
かつては、料理のベースが全て「だし」だったのですから、日本人はとても丈夫であったにちがいありません、笑。
あまりにも得られる栄養効果、養生効果、コンディショニング効果が大きいです。
『だし』をとる習慣で、「疲労回復」、「なんとなく不調とさよなら」しましょう!
 ※尿酸が高い方は、ご注意ください。鰹節はプリン体を多く含み、特に水分に抽出されます。
 
カラダの中から若々しく。
みなさまの新しい「アンチエイジング習慣」に役立ちますように。

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