『H家』の夢見る人生綱渡り日記

今も役者になりたい夫。バスケ選手になりたい息子。生涯トライアスリートをめざす母(私)。「凡人だけど叶えるぞ!」日記。タフに行くよ!!

中学2年生の息子に「勉強しなさいと言わない」のを、貫いてみようと思う。

中学2年生も、半ばを過ぎた。

公立に通う我が息子、そろそろ、進学の話も出てきている。

 

小学校の頃から漠然と「ここに通えるといいね」と言っていた公立「I高校」がある。

電車で4つ隣、一時期「卓球教室」に通っていた公共のジム、そして2年近く通っていた「キックボクシング」のジムがある町。

公共ジムの延長に学校があり、よく学生を見かけていた。

偏差値63、スポーツもさかんで、バスケ部も強い時期があったようだ。

 

さて、本学校を狙うなら。

内申点は、5段階評価で4に5が混ざるくらいだと安心らしい。

が、内申点優位に恐怖を覚えていた公立高校受験も、噂よりも内申点重視ではないようで。??

男子得意のラストスパートで合格できる子もいるようだ。

※はやり、全般的にコツコツやる女子には、完敗らしい。男子、がんばれ!

 

息子の学校の成績は、「5」が2~3、「3」が2~3、あとは「4」というところ。

まるで期待値がないようで申し訳ないのだが、家で勉強をするのを見たことがないわりには、思ったよりもいいんじゃん?

というのが、率直な感想だ。

 

塾には、ずっと通っている。

アットホームな塾で、体たらくな(たぶん)息子のお世話を、よくしてくれている。

 

中学入学当初は、中高一貫の受験を終え(不合格だったが、そもそも土俵にのっていなかった)、本人なりに思うところがあったようで。

嬉々として新しい塾に通い、「勉強が楽しい!」と言っていた。

一応全国規模の塾なのだが、全国模試でも成績がよく、塾内に名前が張り出されていた。

 

小学校の頃に通っていた塾は、いわゆる「進学塾」で。

あきらかに、トップ校を狙う生徒が中心で、あとは学費の収集と、数あれば当たる子もいるだろう的システムが、残念ながら、肌身にしみた。

子どもにもわかるのだろう。

息子はつまらがっていた。

  

それにしても、まさか、うちの子が!

塾の先生にもその知的好奇心を褒められ、当初より「I高校に行きたい」と言っていたのだが。十分、トップ校が狙えますよ、などと言っていただいていた。

 

真実を見抜く、我が信頼する頭のよい職場の後輩M子ちゃんには。

「先が長いんですから、最初っからダッシュしちゃだめですよ~」と。

 

その通り。

バスケットボール部に入ったら、あっという間にバスケに夢中になり、小学生の頃、何かと情熱的になりきれなかった自分を取り戻すかのように、「バスケットボール選手になりたい」という夢を掲げ、励んでいる。

自分なりにね、笑。

 

「なんで勉強なんてしなきゃいけないんだ、俺はバスケの選手になりたいんだ!」

 

そんな「俺」に私は日々、「リスクヘッジ」の大切さを、教えている、笑。

夢に反対する気は、毛頭ない。

「役者になりたい」という夫を、結婚して10年近く見守り続け(実際は放ったらかしていただけだが)。今、彼は演出脚本家を生業としている。

わりと最近、本命は「役者」なのだと息子に語っているのを聞き、腰がぬけんばかりに驚いたが。

 

人生は、自分がハッピーだと思えて、なんぼである。

こちらもいろいろ安心したいが、「自分がどう生きることがハッピーか」を、まず見つけられるように、見守りたいと思う。

 

しかし、まずは。大前提、社会に出ていかなければならない。

動物として、親は子どもに「えさの捕え方」を教え込まなければならない。

これが親として、終始一貫! 最も大切な仕事だと思っている。

自分でえさを捕えられなければ、死んでしまうのだから。

 

これからのご時世は、より複雑で、より優秀なヒトたちに囲まれ、ますます世界規模で物事が動くのだ。

ドメスティックに生きられた時代は、終わりつつある。

 

得意なことで稼げるようにならないと、心身いずれか、ともにか、生きづらい世界になっていくだろう。

 

さて。

塾の先生からは、やはり近くにある公立「Y高校」偏差値66を目指してみたら?

と言っていただいているようだ。

1ランク上を狙って「I高校」を確実にしておけば? という意図か、素のままに子どもを見てくれる先生だから、息子には「Y高校」が合っていると思ってくれているのか。あるいは少しでも偏差値が高い学校に入れることがお仕事だからか?? 笑。

 

環境的には、どちらの学校もそん色なく、良いようだ。

「イベントはよく盛り上がる。勉強は本人次第で、私学の大学なら上も狙える。国公立はハードルが高い」というのが、ざっくり、在校生の評価。

 

いずれにしても、これくらいの成績なら、むしろ安心したくらいだ。

そうはいっても、まだ2年生。他の子たちも、尻上がりに成績を上げてくる。

勉強の習慣がなく、すこぶる危なっかしいが、どうかこのまま乗り切って欲しい。

 

「何のためか」など考えず、ゲームだと思ってやるといい。

点を取るために、一番時間をかけず、効率的なやり方を、ゲームのように楽しむといい。と、ときどきアドバイスしているのだが、笑。

 

私は、勉強の大切さは都度言っているが、「勉強しなさい」と言ったことはない。

そして、これくらいの成績ならこの後も、このまま見守っていこうと思った。

理由は。

 

私は中学生のとき、学校内で5番の指に入る成績だったらしい。

あんまり執着していなかったので、親から聞く話なのだが。

確かに、5の中に4が1~2あるかどうかのような成績だった。

模試を受けてもほぼ、70前後の偏差値だ。

 

あんまり勉強をした記憶はない。塾に行ったこともない。

が、親から「勉強しなさい」と言われていた記憶は、強い。

私はね、答えを覚えていたのだ、笑。息子にアドバイスしているやり方、そのもの。

机に向かっているほぼほぼの時間は、最低限何を覚えらればよいのかを見極める時間、笑。学校の授業も、何がテストに出そうかに集中して聞いていたわけ。

だから、テストに強い、笑。

 

実はこの勉強法、社会に出て役立っている。

仕事をするとき、「何をやれば最も効果を出せるのか」と、逆算するから成果を出しやすいのだ。

無駄だ、と思うことを、バックリ捨てることもできる。

それが、見える。

やみくもにコツコツ勉強する人生、ひたすらにやり方を教わってきた人生を送ってきては、こうはいかない。のではないか?? 正当化、笑。

  

とはいえ、そんなんだから、公立高校に入ってから、はじけちゃった。

本来の知的好奇心ではないから。学校、自由だったしね~。

本当に知的好奇心のある、意志のある学生が、どんどん伸びていった。

 

私の家は、親が大企業のサラリーマンで社宅住まいだったものだから、変な学歴スケールがインプットされ、その価値観から自由になるのにけっこうな時間がかかってしまった。

そのまんま引きずっていたら、あるいは私がその道の王道に乗っていたら、今やこんな穏やかな時間を過ごしてはいないだろう。

息子の偏差値を70に上げるべく、首根っこを押さえているところだ。

 

学歴なんてねーーー、上には上がいるのだ。

本当に頭がいいヒトたちは、勉強を楽しんでいる。

社会に出て、力量を発揮しているヒトは、こういうヒトたちだ。

 

ムリにがんばったヒトほど、コンプレックスが強かったり、コミュニケーション能力に欠けていたり、変な趣味を持っていたりする。

 

押しつけられたスケールは崩壊する。

崩壊から、模索が始まる。

本来、模索し、失敗し、またトライアルをしていくのは、思春期、青年期だ。

 

たくさん失敗すると、「実行力」が身につく。

失敗を恐れることが、「実行」を妨げる、最も大きな要因だから。

やらなきゃ、失敗もしないのだ。

失敗したことがあんまりないと、失敗が怖くなる。

若い時にこそ、たくさん失敗しておくのがいい。

大丈夫。みんな、結果しか覚えていないんだから。

結果がよければ、失敗が「良」となるんだから。

心底、そう思っている。

 

「実行力」をもつことこそが、人生をタフに生き抜ける条件だと思っている

 

振り返ってみれば。

親が「勉強しなさい」と躾けてくれたことが、その道の王道からは外れたものの、今の私の支えとなっているのか。野放しだったら別の成長をしていたのか。

それは、わからない。

 

結局はなるようにしかならず、今ある姿が「That's All」。

その実力であり、それ以上でも以下でもない私の「分」なのだ。

 

息子への教育の在り方も、何が正しいのかなんて、さっぱりわからない。

ただね、「どうせ言っても、やらない」のだ、笑。

であれば、言わなくていいかな、と。

ちくちくと、価値観を伝え続けることにする、笑。

 

さーーーーーて。

どうなるのかな。

 

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「夢をあきらめるべきかって? ありえない!」「僕が最近心配しているのは、「したいことがない」という若者があまりにも多いこと」「どのレベルまでいけるかは、君の努力と才能と運次第。でもあきらめなければ、…なれると思う」「絶対失敗しない方法は、やる前にあきらめること」。

うわぁ、まさに我が夫。夫の「実行力」「粘着力」「精神力」は不屈だからね。

息子よ、DNAを信じて、がんばれっ!

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